細胞の構造・機能については、後述に詳細を持って説明しますが、人体構成単位の細胞を取り巻く複雑な化学的・物理的仕組みは、サムシンググレート以外の何物でもありません。

人間のゲノム染色体は、男女とも、23対46個あり、その組合せは男女とも22対44個はXXの組合せで、女性は23対目もXXの組合せであるが、男性は2 3対目はXYの組合せで男性性を方向付けている。というのは、受精時、性原基は男女とも同一性原基であって、受精精子がXXの場合は女性、受精精子がXYの場合は男性性が方向付けられるということで、Y染色体は男性性因子である。そして受胎3ヶ月後にホルモン、ホルモンとはギリシャ語でメッセンジャー、メッセンジャーとは指令を伝達するという意味で、その男性ホルモンであるテストステロンが、Y染色体に感作して精巣を創る。その精巣ができた時点で男性性が決定される。