採血だけで肝硬変の経過を観察できる。正常値 成人0.5~0.9IU(酵素法)。

繊維状のタンパク質であるコラーゲンの生成が活発になると血液中で増加する酵素です。コラーゲンで作られた組織(結合組織)は固く、収縮する性質があります。そのため肝臓で慢性の炎症が続き、結合組織が増えると、本来の肝臓の細胞は周囲に囲まれて締め付けられ、血液の供給を受けられなくなって死滅します。その結果、肝臓は縮んで固くなり、機能が失われ「線維化」され肝硬変が起こります。肺では、肺線維症と呼ばれます。