再生不良性貧血のときに低下する。
怪我などをして出血が起こると、傷口に白血球が集まって病原菌を食べるのと同時に、血小板が凝集して出血をくい止めます。血小板はこのように、止血作用という重要な働きを担っている細胞です。ちょっとぶつけただけでも、すぐに紫色のアザができる人がいますが、これは血液中の血小板数が比較的少ない人に多く見られるものです。
骨髄の造血機能低下による再生不良性貧血では、赤血球数、白血球数とともに血小板が低下します。血小板数のみが病的に減る場合には本態性血小板減少性紫斑病が疑われます。この病気は血液1mm3中に150,000万個以上ある血小板が10,000~20,000万個にまで低下してきます。