睡眠は、起きて活動している間にたまった心身の疲労を回復させ、体の成長や修復を助ける機能をもっています。まさに寝る子は育つ、です。しかし、精神的な強い緊張があったり体のどこかに痛みがあったりするときはなかなか寝付かれませんし、空腹の場合でも同じです。また、コーヒーやアルコールの飲み過ぎでも眠れなくなることがあります。ストレスの多い現代社会では、心と体の疲れが引き金となって「眠りが浅く、明け方すぐ目が覚める」「布団に入っても中々寝付かれない」などのような睡眠障害を訴える人が多くなってきました。とくに、うつ病にかかっている場合には、こうした症状がよく現れます。専門医の診断を受け、抗うつ剤による薬物療法や充分な休養をとることによって、今では完治するようになっています。また、生活のリズムの乱れなどから眠れなくなったという場合には、体内時計をしっかりと働かせることが大事です。

朝、決まった時間に起きるようにし、日中は充分に活動して、夜はまた決まった時間に床につくように心掛けて下さい。