皮膚が赤くなって水ぼうそうのような湿疹ができ、これが痛むとともに、頭痛がしてくることがあります。これはヘルペスと呼ばれる帯状疱疹の典型的な症状です。ほとんどの人が、子供の時に水ぼうそうを経験します。この原因となったウイルスが神経に長年潜んでいて、体力が極端に落ちた時、それが神経を犯すために起こる病気です。
帯状疱疹は、神経に沿って全身のあらゆるところに発生する可能性がありますが、比較的出やすい場所があります。肋間神経に沿った胸や背中、三叉神経に沿った顔や頭などです。帯状疱疹が疑われる時は内科、神経内科で診察を受けて下さい。一口に頭痛がすると言っても、痛みの起こり方、痛みの程度、それがどのくらい続くかなどによって、その原因は様々です。また時々起こる軽い頭痛が脳梗塞の前兆だった、というケースもあります。自分の症状をよく見て、疑わしい時は医者に相談し、検査を受けてみることです。