人間の顔は大体左右対称にできていますが、このバランスが崩れてしまうのが顔面神経マヒです。
顔がゆがむ、眼がふさがらなくなる、口の端から食べ物がこぼれるなどの症状が出てきます。眼やロを動かす筋肉に行く神経がマヒし、筋肉が収縮せずにゆるんだままになるため、こうした症状が出てくるのです。顔面神経マヒでは、末梢の神経に障害が起こるケースが一番多く見られます。これに次いで帯状疱疹のウイルスによるマヒ、交通事故などによる外傷性マヒ等。更に、片側の眼の周りがピクピクして、やがてそれが顔の片側全体に広がって来る顔面ケイレンでも、顔の左右対称性が失われます。いずれも内科(神経内科)外科で受診する事。