耳が痛い。特に子供の場合、耳の痛みとともに、38度を起えるような熱が出た時は、急性中耳炎を疑ってみる必要があります。
乳幼児は、この病気にかかっても、うまく症状を伝えられないことが多いものです。周りの大人が子供の様子をよく観察し、熱が出ていて耳を痛がる、名前を呼んでも返事をしない(返事が遅い)時などは、耳鼻咽喉科で診察を受けて下さい。
耳鳴りがする場合ですが、耳鳴りには二つの種類があります。一つは、体の中に音が発生していないのに聞こえる自覚的耳鳴りで、この場合はおよそ9割の人が難聴を伴っています。
もう一つは、呼吸音などの体の中で発生した音を自分で感じてしまう、他覚的耳鳴りといわれるものです。中でも自覚的耳鳴りは、外耳や中耳の病気、あるいは内耳から脳に行く聴神経の病気の老人性難聴やメニエール病などが原因となっている場合が多く見受けられます。このような場合は、早めに耳鼻咽喉科で診察を受けるようにして下さい。
